子育てしながら自分で絵本の出版、そして保育士に

私は出産・育児に専念するまで、絵本雑誌を制作している出版社で働いていました。私自身絵本がとても好きだったのもあって、しばらくして、出版社時代の知り合いの勧めもあって、 “さくらとふじお”という絵本を子育てと両立しながら1年がかりで制作・出版しました。子どもたちが寝てからの作業で大変でしたが、本ができると娘たちも喜んでくれ、近所の子どもたちに何度も読み聞かせしていました。
その内、絵本を通して、もっと子供たちに関わりたいと考えるようになりました。娘たちに手がかからなくなったタイミングで就職活動を開始、HITOWAキッズライフの存在を知り、「のびのび・すくすく・にこにこ」という保育理念と、日常生活をとても大事にする方針に惹かれ、入社を決めました。今は、主任保育士として3年目となり、スタッフと園長の間の連携や、スタッフの勤務日の調整など、園内全体をサポートしています。

絵本検定中級を受講中、絵本の奥深さを実感

絵本検定というHITOWAキッズライフ独自の検定制度があり、私は園長の薦めで中級を受講しています。中級のプログラムは、保育や絵本に精通している大学教授の講義や、絵本の紹介文を作成したり、保育園での絵本に関する年間計画を立てたりしています。絵本検定を受講後、絵本の読み方やシーンの切り取り方によってさまざまなテーマを作り出せることに気がつきました。子どもたちにただ話を聞いてもらうだけでなく、子どもたちが物語にのめり込めるように、そして主人公になりきるような感覚を味わってもらえるように話すことも心がけられるようになりました。絵本は子どもたちの感性や想像力を育む大切なコミュニケーションツールです。絵本検定は子どもの発達と絵本の関係や、絵本を通じた保育をさまざまな角度から学べるので、これからHITOWAキッズライフで保育士になる方にはぜひおすすめしたい資格です。

絵本と食育のコラボレーション

絵本は食育にもつなげることができます。以前、食べ物に興味が出てきた2歳児のクラスで、子どもたちに“ごはん”という絵本を読んだことがあります。そのときはまだお茶碗に盛られた「ごはん」に対して「食べたことある!」「これ知ってる!」ぐらいの反応でした。そこで、この絵本を題材に、実際に園で稲を育て、毎日観察していました。稲刈りをしたり、実際に米粒に触れたりした後に、給食で「ごはん」を食べてみると、子どもたちから「ごはんってお米だよねー!」という声が出るようになりました。稲を刈って、お米ができて、ごはんになる。そのことを子どもたちが理解してくれたことがうれしく、すごく感動しました。さらに嬉しかったことが「ごはん」の取り組みや園で本を読んだ絵本のことを、子どもたちは家庭の中でも話してくれるようで、送り迎えに来た保護者の方から「うちの子は、最近こんなことを言うんですよ」とご家庭での様子の報告を受けたり、育てている最中の稲を見て「もうこんなに大きくなっているんですね」と言ってもらったりします。園でやったことがそのように家庭にまでつながって、保護者の方を含めたコミュニケーションが取れることがとても嬉しくてやりがいを感じています。

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